NO.11
【空】
頬を伝う
ひとしずくの涙
雨上がりの
澄んだみずたまりは
一つの雲を
写し出し
そっと私に
語りかける
もっと ゆっくり
自分の歩幅で
歩いてみたら…と
澄んだ
みずたまりの中には
一つの雲に掛かる
虹があった
NO.12
【空】
弾ける滴は
銀河の彼方へ
涙 流れて
水 溜まり
僕らの足下
鳥が飛ぶ
さあ、僕らは
宇宙の子
手を取り
足を鳴らし
飛び立とう
さあ、僕らは
宇宙の子
腕ひろげ
歌うたって
みんなで行こう
いつか消えても
君は独りじゃない
あのやわらかい
橋を渡って
還るんだ
深い蒼のまま
君は一人じゃないと
思える場所へ
きっと一人じゃないと
思える場所へ
NO.13
【空】
雨上がりの
晩秋の散歩道
水溜りに映る
優しい微笑みに
白鳥の優雅な
姿が横切る
今年もよくきたね、と
そっと見守る
青く澄んだ
その瞳で
NO.14
【空】
僕は羽ばたく
君を見つけた時から
君の近くにいたいと
思った
でも周りは笑うんだ
届く事のない想いだと
報われぬ旅だと
そうじゃない
そうじゃないよ
僕は飛ぶ事を
覚えてしまったんだ
みずたまりに映る君の傍にいるだけじゃ もう満足出来ない もう飛ばずには
いられない
君を求めずには
いられない
NO.15
【空】
ねぇ!
教えて欲しいんだ
貴女の心の色を
真っ白いキャンパスに描きたいから
僕のお願いを聞いてよ!
青の色
赤の色
白の色
それとも
オレンジの色?
ねぇ!
無限に続く心の色で
貴方の色は何だろう?
教えて欲しいんだ
黒の色が来る前に・・・
忘れちゃった時は
心の水溜まりを見てよ
ほら!
貴女の心が映し出されているよ・・・
ほら!
貴方の心が映し出されている・・・
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