NO.31
一人の時・・・
二人で居る時・・・
友達が集まった時・・・
家族団欒の時・・・
いつもお前はそこにいるね!
色々な匂いをさせて
沢山の会話を聞いている
お前の事は知ってるようで・・・
あまり知らない
ただ黙ってそこにいるだけだから・・・
『灰皿』って言葉は
知っていても・・・
名前を知らない
ただ黙ってそこにいるだけだから・・・
NO.32
空をみていた
紅い瞳をして
空をみていた
フィルターを通して
私に触れて
どう?
苦いでしょう?
ゆっくりと
でも確実に
私は灰になる
燃えゆく自分を見ても
私には
何もできない
終わりに近づく
恐怖
やっと終わる
安心
心が私の中で煙になって
だんだんと薄まってゆく
私が灰になってゆく
私のための器に
私がたまってゆく
ゆっくりとたまってゆく
ゆっくりと燃えてゆく
ゆっくりと…ゆっくりと…
ゆっくりと心が煙になってゆく
NO.33
弾けた。
ぽぉん、と火花が散って 彼女が異邦人に見えた。
硯のように
擦れて黒が潰れている。
まじまじと見つめる僕の瞳に
ソレが映ると
インスタントキャメラで
「撮りたい!撮りたいぃ!」
はしゃぐ異邦人
(苦笑)
僕。
只それは
嘲るように 動かず 啼かず
しかし、
愛想笑いがお似合いの
ヒトリの男に呆れている。
No.34
光を灯され
輝ける日々は
視線も熱い
年を重ね
燻りながらも
静かに燃える
あなたを
ずっと
見つめていたい
灰になっても
受け止めていくから・・・
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