NO.21
二つの亡骸混ざる灰


NO.22
あたしは吸わないって言ったでしょう?
こんなもの残されたって小物入れにしかならないわ
邪魔に扱うわよ
壊したって知らないわ
あたしには善し悪しなんて分からないんだから
あなたはずるい
あたしが捨てられないことわかってるクセに
戻ってくるまでなんだから
あんまり待つのは嫌いなのよ
憂鬱なココロと裏腹のシェリーピンクの灰皿


NO.23
その屑を、俺にくれ。
それしか無いから、それでいいから。


せめてでも、汚してくれ。
脂の付き具合で、愛されたかが判る。


もみ消せ!。
ついでに過去も。


消えぬ火種を抱えながら、今日も揺れる。


煙も、揺れる。


NO.24
狭苦しい
胸の中で
いつまでも
くすぶっている
火種を


勇気を出して
たっぷりの風に
さらしてみよう


きっと大きな
情熱の炎に
変わるから


そして
その後には


自分を
まだまだ
変えられる証が
燃え残るから


NO.25
ライターが
タバコが
あるのに…
灰皿が無い

俺の右手が震えてる
俺の肺が求めてる
ここは室内
投げ捨てできない
外は寒い
ああ
空き缶さえあれば…
今日は燃えないゴミの日
不燃物はもう…